ラズパイ2に簡単にUbuntu MATEを入れて普通に起動もでき、使えるようになりましたがUbuntu Updateしているときにいきなり容量が30MBしかなくなってしまって、
何に使ってるか調べているうちにext4ファイルシステムが3.8GBしか無いことが分かって、
他の25GBくらいは空き領域になっていた。
MicroSDは32GBのを使っているので、これをなんとかext4の領域を広げて有効に活用するために考えてみました。
まずはGPartedを使ってできるか?
ネットにつながっている状態でGPartedをインストールします。
sudo apt-get install gparted
コレをターミナルで打てばインストール完了。
やっぱり自分自身のファイルシステムを自分が編集することはできないようで、当たり前か、まぁ無理だと分かってたけど一応できたらラッキーと思ってたので、やっぱり無理でしたね(汗)
違う方法で考えます。
Ext2Fsdでext4の領域を広げたい
Ubuntu Mateを起動したまま自分自身のext4の領域を編集はできないので、WindowsにMicroSDを差してext4を編集できるかやってみました。
こちらでWindowsからext4ファイルシステムをマウントしたり読み書きできるようになるらしいけど、やったらできなかった。
マウントすらもできなかった。やり方悪いかな?
他のOSをUSB起動してそっちから操作
ここで早くもUbuntu以外の他のOSを試す機会が出てきました。
MicroSDにはUbuntu MATEが入っているので、USBメモリに他のOSをインストールしてそっちからMicroSDのext4領域を操作して使用できる領域を増やしちゃうッ作戦です。
うちには余ってるUSBメモリ2つあるのでそれを使って2個OS入れちゃいます。
NOOBSもOSだと思ってましたがNOOBSから各種LINUXのOSを選んで簡単にインストールできるインストーラのようで、これだけで1.3GBくらいあって時間がかかって、要らなかったです。(easy installerと書いてある・・・スンマセンちゃんと読んでませんでしたm(__)m)
今回はRaspbianとSNAPPY UBUNTU COREの2つのOSで試してみました。結果から言うとRaspbianでうまくいきました。SNAPPY UBUNTU COREのほうはパーティションが4つに切ってあって、ブートーローダーのcmdline.txtでディスクの指定してなく分からないのでパス。
RaspbianをUSBメモリから起動
RaspbianをUSBメモリに焼く
こちら低速で1GBほどダウンロードするのに1時間くらいかかります。
ダウンロードできたらこの記事に書いたようにUSBWriterで簡単に焼きます。
あっ、普通はWin32DiskImagerで焼くようです。
失敗例!cmdline.txtのみを編集して起動
こちら失敗例です。備忘録的にメモしておきます。
USBメモリのRaspbianを起動するにはブートローダーのcmdline.txtを編集してRaspbianのディスクを起動するように設定した。
vi でまるごとコピー(yy)して、ペースト(p)、Raspbianが入っている/dev/sda2の部分だけ変更する。元の部分は「#」でコメントアウトしておく。
viもあまり使ってなかったけど思い出してきた。超高速で文字が打ててキモチイイ。いつも使ってたvim入れてみよう。
ついでにGPartedを使ってUSBメモリにRaspbianを焼いたときに作成されたブートローダーの領域を削除してRaspbianの領域を最大にしちゃってRaspbian起動してみました。
これでUSB電源入れると普通に起動してXウィンドウまで起動しますが・・・マウス・キーボードが反応せず。
XWindowシステム起動する前にキーボード押すと反応してコマンドラインのまま入力できるようになるけど、startxしてGUIにするとキーボードもまったく反応なし(T_T)
成功例 Raspbianのブートローダーまるごとコピー
ブートローダーのcmdline.txtを変更しただけじゃダメみたいなので、Raspbianのブートローダーに入っている中身全部をMicroSDのPI_BOOTディレクトリのコピーして起動してみます。
こちらもコピーしたcmdline.txtを編集して「/dev/sda2」のようにUSBメモリのRaspbianが入っている領域を指定しないとRaspbianが起動しません。
もともとMicroSDのPI_BOOTに入ってたものは全てbackフォルダを作ってその中に入れておきます。ブートローダーの領域はFATファイルシステムなのでこの操作はWindowsでできます。
これでうまく起動してキーボード・マウス使えるようになりました。
SNAPPY UBUNTU COREをUSBメモリから起動できなかった
Raspbianが原因不明のキーボード・マウス操作できないので今度はUbuntuのSnappyを焼いて起動してみます。(ブートローダーをまるごとコピーする前)
こちら、パーティションが4つ切られてたのでちょっとブートローダーを弄くらないといけないのでやめておきました。
RaspbianからGpartedでMicroSDの容量広げる
ここでやっとMicroSDカードのext4パーティションを広げるOSが起動できたので早速やろうとしましたが、やはりここでもRaspbianの設定が必要になってきます。
ここからはコンソール使います。
Raspbianをネットにつなげる
RaspbianにもGpartedはインストールされていないので、まずはネットにつなげてapt-getでインストールしなければなりません。
ネットは有線でパソコンとイーサネットケーブルで接続して、Windowsパソコンのほうでブリッジ接続しました。
Ubuntu MATEの時はたまに自動で繋がるときもありましたがRaspbianの場合は全くつながらないので、以下を設定しないと無理でした。
sudo vi /etc/network/interfaces
vimがまだ無いのでviで編集。
iface eth0 inet static address 192.168.10.199 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.10.1
とりあえず仮にこのように設定しました。
ルーターのDHCPサーバーは192.168.10.100~200までを貸し出している設定です。
完璧ではなさそうですがこれで一応ネットに接続できたのでツールインストールしちゃいます。
apt-getでツールインストール
ネットが接続できたらapt-getでGPartedなどをインストールしていきます。
本当はupdateしたほうが良いのですが、今やるとデフォルトで3.8GBの容量で焼いてあるのでRaspbianの容量が満タンになるので(汗)やらないでおきます。
sudo apt-get update
ホントウはコレやってから他のツールインストールしたほうが良いけど今はやらない。
Bluetoothを使えるようにする
RaspbianはBluetoothも入っていなかったので使えるようにします。そうしないとUSBキーボードを1個しかもってないので普段使っているパソコンとアッチ繋いだりコッチ繋いだりして不便で仕方ないので。
sudo apt-get install bluez
インストールはしたけどRaspbianを1回起動してGParted設定終わって、Bluetooth設定しなかったので手持ちのBluetoothで使えるか分からない。
本題のGParted インストール
RaspbianでMicroSD操作したら簡単にできました。
sudo apt-get install gparted
これ入れたら、MicsoSD操作してブートローダーをUbuntu MATEのものに戻して再起動します。下の画像はUbuntu MATEのスクショです。
こんなふうになって30GB弱つかえるようになった。メデタシメデタシ
これで容量の心配をすることが無くなったので心置きなくapt-get updateもできるゾ
RaspbianとUbuntu MATEを比べると、Ubuntu MATEのほうが至れり尽くせりで初心者にはコッチ使ったほうが行き詰まりもなく便利に使えそうです。
ブートローダーをいじくればUbuntu MateとRaspbianのデュアルブートできそうですが、どうやれば良いのか分からないので調べてみます。
ディスクのリサイズは、resize2fs を使えばできるようでした。
無知だと苦労します(汗)
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