ここ数年は完成された製品ばかりを使ってましたが自作パソコンを導入してラズパイ2も導入したので、ハードウェアを組み立てて作っていく楽しさが蘇ってきました。
あとLinux使っても楽しい、なんかいままですぼんでいたチャレンジャーな精神がまた湧き上がってきたみたい。
この調子でいけば、もしかしたら電子工作もやり始めちゃうかもしれません。
そんな訳で今回はラズパイ2をネットにつなぐ方法です。
インターネット → Wifiルーター → パソコン → LANケーブル(ストレート) → ラズパイ2
という感じでラズパイ2をインターネットにつなげます。
Windowsのブリッジ接続をよく理解していないので、ラズパイ2のUbuntu MATEがネットにつながったりつながらなかったりする現象がおきています。
つながらない時は、下画像のブリッジ接続をいったん右クリックから削除して、しばらく経ったらもう一度ブリッジ接続を作成してしのいでいました。
Raspbian(OS)の場合は/ete/network/interfacesを以下のように追加したら接続できましたが、Ubuntu MATEのほうは入れても入れなくても接続できるときとできないときがあって、この設定は無視されているようです。
iface eth0 inet static address 192.168.10.199 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.10.1
書き終わったらネットワーク再起動
sudo /etc/init.d/networking restart
そもそも、Ubuntu MATEのほうのNIC名が分からない(汗)
ifconfigを見ると、
こんなふうになっているんですよ、こんなNIC名あるのかな?
Raspbianだとeth0と普通のNIC名なので分かるんですが、Ubuntu MATEだとenxの後ろにMACアドレスになっていて?MACアドレス含んだ文字列がNIC名なのだろうか?
sudo ifdown enx sudo ifdown enxb827eb...
両方試してみたけど「interface enx…. not configured」と出てるので違うNIC名みたい。
dmesgで見てみるとやっぱりenx+MACアドレスがNIC名のようでして、eth0からリネームしたようです。
smsc95xxというのはUSBのドライバー?のようですが、詳細不明
まずはWindowsパソコン側で解決できないかやってみて、
ダメだったら/ete/network/interfaces設定して試してみます。
Windowsパソコン側でブリッジ接続
パソコンからケーブルでラズパイ2に接続してインターネットにつないでいますので、
まずはパソコン側で設定した方法です。
パソコンではワイヤレスネットワーク接続でインターネットにつないでいて、ローカルエリア接続2の有線を使ってラズパイ2につないでいます。
ちなみにケーブルはストレートです。クロスしてなくても対応しているNICなのでストレートでOKのようです。
両方を選択して反転したところを右クリック「ブリッジ接続」押せば設定完了
左側が接続された状態、右側はうまく接続できなかった状態(だったかな?)
ネットワークブリッジが左画像のようになってもラズパイ2のほうでネットの設定がうまく行かない場合は、以下のようにIPアドレスの競合がでた時などはラズパイ2でインターネットにつながらない場合がありました。
WifiルーターのDHCPサーバがIPアドレスを自動で割り振ってるので競合は出ないと思うんですけど?ブリッジ接続はWindowsのほうでIPアドレス割り振るのかな?この辺の仕組みが分からない。
調べるとMACアドレスを使うのでIPアドレスはネットワークブリッジと同じになるようだけど、IPアドレスが同じ場合も違う場合もネットに接続できる場合があって・・・なにが正しいのやら。
ラズパイ2が正常に接続された場合のそれぞれのIPアドレス
- ネットワークブリッジ:192.168.10.139
- ワイヤレスネットワーク接続:状態 > 詳細 空白
- ローカルエリア接続2:状態 > 詳細 空白
- ラズパイ2:192.168.10.138
この状態でラズパイ2再起動したらつながらなくなった・・・
- ラズパイ2:192.168.10.139
ラズパイ2のIPアドレスが同じ。IPアドレス同じでもネットに繋がるときもあるんだよなぁ?
やっぱりラズパイ2でIPアドレス固定しないとダメっぽい。
ここでいったんWindowsのネット関連メモを書いておきます。
Windows側のみからラズパイ2のIPアドレスを探す
ラズパイ2でifconfigを打てばすぐにIPアドレスが分かると思うのであまり役に立たないかもしれませんがメモしておきます。
ipconfigとping
Windowsのコマンドラインプロンプト
- ipconfig:WindowsのIP構成が表示されます。
- ping:ラズパイ2を探すときに使えないこともないけど・・・メンドウすぎます。
ping 192.168.10.102とかして使われてるか使われてないか確認する。
xfinder
ラズパイ2のIPアドレスはコレで探すと一発です。
Wifiルーターでラズパイ2のIP固定してみる
Wifiルーターでラズパイ2のIPアドレス固定しちゃえば良いのかな?と思ってやってみた。
結果ぜんぜん効果なしでまったく無視されて別のIPアドレスがラズパイ2に割り振られていた。
よく考えたらパソコンからブリッジ接続してるのでWifiルーターからはラズパイ2は見れない可能性大。意味無いのでこの設定は削除した。
Windows puttyでSSH接続
デフォルトでSSHサーバ起動してないようなので、起動する。
systemctl restart ssh
自動起動する場合は以下をやっておく。
sudo systemctl enable ssh
ラズパイ2に無事つながった場合は愛用のputtyでログインができる。
ここで各種設定をしておいて設定を保存して次回からログインし易いようにします。
おっ!ログインできた。これでラズパイ2の画面見なくてもWindowsからほとんど操作できる。
再びラズパイ2でネットワーク設定再開
/ete/network/interfaces 編集
いろいろNIC名を入れてやってみましたが、やっぱりNIC名はenxとMACアドレス「enxb827eb・・・」という名前だった。
auto enx+Macアドレス iface enx+Macアドレス inet static address 192.168.10.199 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.10.1
この設定がうまく通った。
このようにIPアドレスが指定した192.168.10.199に設定されました。ただこれでも問題解決されない。
- Windows共有(Samba)接続可能(ブリッジ接続したパソコン)
- インターネット接続不可
このような結果になってしまいます(汗)
resolv.conf 編集
nameserver設定しないとラズパイ2がネットに出ていけないんじゃないかと思いresolv.confを書いた。
sudo vim /etc/resolv.conf
nameserver 192.168.10.1
反応なし・・・というか再読み込みしたら書き込んだのが消えちゃうんですけど・・・
調べてみると、おおもとがあってそこを設定しないと消えちゃうみたい。
sudo vim /etc/resolvconf/resolv.conf.d/base
ここにネームサーバー書いて、resolvを再読み込み
sudo resolvconf -u
インターネットにアクセスできるか確認してみます。以下どっちかやってIPアドレス帰ってくればネットに接続されてます。
dig google.co.jp nslookup yahoo.co.jp
これでWindowsブリッジ接続でWindows共有とインターネット接続が安定してできるようになりました♪
Windowsブリッジ接続でUbuntu MATE(ラズパイ2)のネット設定まとめ
長くなったので設定をまとめておきます。設定は3つのみ。
パソコン(Wifiでインターネット接続)とLANケーブル(ストレート)でラズパイ2を接続
Windows側
以下のようにブリッジ接続する。
ラズパイ2(Ubuntu Mate)側
ラズパイ2の方は2つのファイルに書き込みます。
sudo vim /ete/network/interfaces
通常はeth0などのNIC名だけど今回はenxb827eb・・・(enx+Macアドレス)となっていた。
auto enx+Macアドレス iface enx+Macアドレス inet static address 192.168.10.199 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.10.1
ネットワーク再読み込み
sudo /etc/init.d/networking restart
sudo vim /etc/resolvconf/resolv.conf.d/base
ネームサーバーを書く(WifiルーターのIPアドレス)
nameserver 192.168.10.1
resolv再読み込み
sudo resolvconf -u
以上、Windowsブリッジ接続でラズパイ2をつなげたネットワーク設定でした。
これでもういじることなくネットには繋がると思います。
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